巨匠って、何が巨匠なのかしらと考えてみたのですが。。。
失礼なタイトルでした。。。。
昨日のBlogにも少し書きましたが、
たとえばフルートの世界の巨匠というと
神様のようなマルセルモイーズ大先生をはじめ、アンドレジョネ先生やランパルやラリュー、グラーフ、ゴールウェイにニコレ、ベネット?!?!?!
まだまだ沢山沢山、、?!?!
いやーあの人は違うでしょとか色々主観がある方もいらっしゃるかもですがそのあたりはさておき。。
能楽の世界でも人間国宝の巨匠の方達が、、、。
先日から色々考えていたのです。
巨匠と呼ばれるもう本当に雲の上の大先生達の演奏やお舞台って、それはそれは素晴らしくて、涙が出てきて本当に拝見させていただきありがとうございます
って気分になります
もちろん巨匠ですから上手に決まっていますが、
巨匠とまで言われなくても普通に素敵な演奏をする人や演技する人も大勢いらっしゃいます
お前は何様だと言われそうですが、具体的に何が違うのか?と物凄く考えてみたのです!!
素晴らしい芸術と巨匠レベルの素晴らしい芸術の違いを。。。
私の勝手な解釈です。アンタ何言ってんの??と思われるでしょうが、、、。
一言で言うと
いかにシンプルか。
かも????????
かも????????
かも????????
と。
うまく書けるかわかりませんが、
先日からある一曲を色々聴きまくり-していて思ったのです。
みんなそれぞれテヌートかけたり テンポを色々揺らしたり、間を作ってみたり、色々やりまくっているなーーと あーそういうやり方もあるのかーーふーん
と思い
じゃ モイーズはどうやってるかな ランパルは??って音源を聴くと ありゃ何も盛ってないぞ と。。
でも 強烈にその世界になっているのはなぜ?とても譜面に忠実でヘンテコリンなところで間を作ったりしていない。。
違和感なく美しい!!
と思った瞬間、あ これこれ!違和感のない美しさ
これが巨匠の素晴らしさなのか?と
どんな人がきいても(素人玄人ではなくどんなセンスの人でもって意味) 違和感のない美しさってあるんでしょうか? 全ての人が美しいと思えることって そもそもないとは思いますが、
美しい美しくないではなく
違和感がない に置き換えると。。。。??
能楽を観ていても、人間国宝級の方々のお舞台ばかりを続けて見ていて、たまに駆け出しの方々のお舞台を見たときに
上手下手ではなく、
ん?と思う違和感を感じるのです
そうしてまた巨匠の演技を拝見致しますと
舞の事をよく知らない私にも感じる違和感のなさ!!
ヤッパリ ハッとしたのでした
矢鱈と味付けしてあちらこちらと盛ると、その曲本来の幹を見失い美しさではなく
ただの違和感となり 名演からはほど遠くなるのかもしれないなーと
曲の背景 は誰が吹こうとも不変のものなので
(できた時の歴史的事柄や国 作曲家の年齢や 状態)
しっかり勉強して、幹になる部分を理解して
それっからさらっていかなくてはいけないんだろうなーと深く感じました
違和感のない演奏!!!
すごい事よねーー、、、、。
もっと精進しなくては、、、、。
あくまでも私の考えであり、失礼を申し上げておりましたらどうぞお許しくださいませ!