秋の夜長に「音楽と病」を読む。
2015/10/25
10年以上前に自由が丘の古本屋さんで購入した本
音楽と病
久々読みました。
この本は読むと結構ヤられますので、病んでいない時に読むべし。笑
色々な歴史的作曲家が病におかされて亡くなって行くまでが詳細に書かれています
年代的にも、中世や産業革命前後の人も多いので
病気の治療法が恐ろしいのです。
精神病の人が多いですが(シューマンを代表としてみんな超繊細ですからね)、時代的に梅毒や結核コレラも死因の一つですね〜。
そんな時に水銀治療が盛んに行われていたのもビックリです。余計病気になるから!!って当時はそれが信じられていたわけですものね。オソロシヤ
クラシック音楽をさらう際は
その作曲家のことをよく知ること。と師匠に教わった事思い出します。
- 年代はいつなのか?18世紀以前なのかロマン派なのか近代なのか?
- どこの国の人なのか?ラテン系かゲルマン系かでも違うはず!
- その国がどういう状態の時の曲なのか?(戦争中の曲はやっぱり重いですし、、)
- その作曲家が何歳の時の作品なのか?細かく32歳とかではなく、結婚した時とか、どん底の時とか色々。
そんな要素の一つとして例えば
ベートーヴェンは耳の治療をしていましたがどの状態の時に書かれた曲なのか?どれだけ病気と闘ったのかが知識としてわかっていると、演奏する時に感情移入しやすいものです。
意外にこの人真面目なのねとか、いやーどこまで繊細なのーーとか!!
でもやはり、この本は相当ヤられます!どーんよりしてきてしまいますので、くれぐれもテンションの高い時にお読みくださいませ!!