なぜ冬は音程が低くなるのか?
2015/09/25
管楽器や弦楽器は演奏するまえにピッチ(音程)を合わせます。
オケやブラスでもアンサンブルでも本番で、ステージの上で音合わせしますでしょ〜
普通ラーーーって吹き
吹奏楽だとシ♭ーーーーーで合わせます
なぜかというと管楽器の場合は、その都度色々なコンディションで音程が変わります。
自分の体調もあったり(お腹が空いていたり眠いと音程は下がります。息の圧力が落ちるから)
気温もあったり。。。
冬は寒いので下がります
夏は暑いので上がります
なんで????
って思いません??
えーーと えーーと。。。
数年前に理論的に教わったのに忘れたーーー
と思って昔のmixi時代の日記を発掘してきました
以下 引用🎶
我々管楽器は寒いと音程が下がりますが
なぜ?
って思っていました
生徒さんの中に
もと工大の教授だった方がおりまして…
この前教えていただきました!
(生徒さんに教わってる、、、。)
ワタシ) 管が短いピッコロと管が長いフルートを比べると
フルートの方が低い音がでます。
管が長いと低い音が出るんですよ。
だから音程が高かったらすこしフルートの頭部管を抜きましょうね
(上のは超抜いてる 下のは全部入れてる。わかりにくくてごめんなさいね)
生徒さん) この前も同じだけ抜いていたのになぁ~
ワタシ) あっそれは今日は寒いからかしらね?寒さでも変わるんですよ
生徒さん) へぇ?そうなんですか!
寒いと管が縮まって
暑いと伸びるはずなのになんで?
ほら、線路とかそうでしょ?
ワタシ) むむっ
確かに…
いや。実は恥ずかしながら私の長年の疑問だったんです。何でかしら?
生徒さん) あっ!そうか。
気圧と密度と波長の関係だ!
🎶
ってことでさすが元工学部の教授!詳しく教えていただきました
ざっくり言うと。。。
気温が下がると密度が高くなる
↓
密度が高くなると音速が早くなる
(水や鉄の方が音をよく伝えるでしょ?と)
↓
音速が速くなると波長が長くなる
↓
波長が長くなると音程が下がる
ってことでした。
なぜ 気温が低くなると密度が高くなるって??
それ。私も知りたい!!ちゃんと物理を勉強しておけばよかったです。
↑チューナー
これから冬になるにつれ音程が段々低くなっていく管楽器一族。。。
最初の一音はチューニングしますが演奏中に全ての音をチューナーで測りながら吹くわけにいかないですし
仮にそうしたとしても、和声の響きから逸脱してしまう音程ではいけませんので、
機械に頼らず耳で綺麗な音程を取れるように日頃からのトレーニングが大事ですよねん。
音程が悪いといくらテクニックがあっても、聴いていて吐き気してきますもん。。気をつけなくては。。。。
あ
しのぶえは 管が繋がっていますから、抜いたり入れたり出来ませんので調整は口や息やりますよ!!