フルーティスト宮川悦子 オフィシャルブログ

埼玉県草加市在住。音符に囲まれて生活するフルート奏者 宮川悦子のライフログ

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淡路人形浄瑠璃 草加公演2016のプレイベントに参加させていただきました

      2016/02/22

2016年 5月 21日 土曜日

草加市文化会館にて

人が舞い、人形が踊る 〜「 淡路人形浄瑠璃」草加公演2016〜
が あるんだそうです!!

そのプレイベントとして

草加市文化会館の友の会会員の皆さんの一部とマスメディアの人向けに

淡路人形座の支配人さんが説明にいらしてくださいました。

 
私は 草加元気放送局として 他のマスコミの皆さんと同様に一番前に座らせていただきお話を伺えました!

文楽は結構好きで、ほんの少しほーーーんの少し、頭に描けるものはありますが、
淡路人形浄瑠璃と言うのは、失礼ながら初めてお聞きし、大変興味を持ちました

まず パッと見て

あら こんなにお人形が大きかったっけ?と思いました。 お舞台で拝見するのと距離が違うしね。。とおもいきや やはり!!

文楽のお人形と比べ一回り大きいんですね。

うーん 文楽と淡路人形浄瑠璃ってそもそもどう違うのかしらと 思っておりましたら詳しくご説明くださいました

もともと人形操りと浄瑠璃とお三味線の三つが結びついて京都で生まれたのが人形浄瑠璃なんだそうです。(1592年ころだそうです)
ですがその前に 淡路島で「式三番叟」を上演したという記録が残っており、(1570年) 人形浄瑠璃が生まれる前から淡路には人形操りの伝統があったので

淡路島が発祥の地となっているんだそうです
そして淡路出身の正井(後の植村)文楽軒さんが大阪で文楽座を作ったのが 文楽なんだそうです!!

文楽は割と地味で動きが細かいのに対し

淡路人形浄瑠璃は 人形も大きいし動きも大きく、派手なのが特徴なんだそうです
淡路人形浄瑠璃はむしろで囲ったお舞台でローソクの明かりで公演していたので顔が目立つようにニカワで13回塗り!をしてテカテカなんだそうです!!
人形が大きくなっていったのは明治以降だそうですよ。。

そして文楽は、演じる人は未だに女性はダメ。ですが淡路人形浄瑠璃は太夫さんもお三味線も女性もオッケーなんだそうです!

えー??

神事の三番叟も女性がされるのかしら?!?!と思って質問してみましたら さすがに三番叟は男性だけでされるんだそうです!!

そして文楽といえばずっと気になっている

太夫さんの砂袋!!コレを聞きたくて!!

(重心に関しての記事)

文楽は、太夫さんが懐に砂袋を仕込むとお聞きしますが、淡路人形浄瑠璃もそうするのですか?

お聞きしました。

淡路人形浄瑠璃でも 腹帯と砂袋と 立ち膝するような台は文楽と同じように使い 前傾姿勢で足の親指に力を入れて座っているんだそうです!!
重心を下げるため というキーワードは出てきませんでしたが、お腹から声を出すために と おっしゃっていました!

淡路人形浄瑠璃では 声はお腹から出し 後頭部にぶつけて眉間から発声するんだそうです!!
わーーいいこと聞いたーいいこと聞いたーーと

小躍りしたくなる気持ちです!

お人形の説明もしてくださいました
お能の面と違い 目も動きますから、お能よりもパッと見てどういう気持ちかわかるかもですね〜(お能も型を覚えればわかりますが、覚えていない人はパッと見てわからないですもの)
こんなのも!!

安珍清姫だそうです!

わー道成寺のですね!!

近くで見ると圧巻ですねー

コレはお話の意味がわからなくても お子様でも楽しいと思います!!

 文楽はチケットをとるのも大変ですし チケット代も結構お高いのですが

淡路人形浄瑠璃は草加で2500円で見られるとは!!

私、いーーこう!!

5月21日ですよーー
とても貴重な経験でした!!



お人形使いは お人形使一体につき3人

足担当から初めて足で7ー8年

左手で7ー8年

そして頭主使いは一生のお勉強!なんだそうです

後継者を育てるのが大変と言っていましたが
我々はプロの集団です。だから誰でもヤレるってもんではないのです

という言葉が非常に重く感じました

ながいながい下積み経験があってこそお舞台に立てる。当たり前ですがこれがやっぱり芸の世界ですよね。。。

ありがとうございました!!!

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