フルーティスト宮川悦子 オフィシャルブログ

埼玉県草加市在住。音符に囲まれて生活するフルート奏者 宮川悦子のライフログ

*

観世九皐会の1月定例会

      2016/01/12

2016年初観能は1/10 矢来能楽堂に行ってきましたよ

一年の最初に見たいのは やっぱり『翁』

  
神様の能です。
アレは観た人じゃないとわからない。神聖で、神々しくて、厳かで。。。(と同義語をただ並べただけっぽいですが何個並べても足りないくらいなのです)

神様降臨とはこういうことか?と思うほど、ある意味「人間オブジェ化」のようなお舞台でもう拝見できることがありがたい。そんな曲です。
  
それも観世喜之さんと観世喜正さんのお二人の翁に、野村萬斎さんの三番叟(さんばそう)。内藤連さんの面箱と千歳が中森健之介さんと 非常に豪華メンバーでの 『翁』
翁が2人のお舞台は初めて拝見しました。三番叟が双の舞なのは以前拝見しましたが翁が双の舞というのもまた凄まじいオーラ。 
翁が気になる方はこちらを、、、(これは双の舞ではありません)

私は1番最初の 翁が深々とお辞儀をされる部分がとても好きです。お着物の袖が左右に流れてとっても美しくて、神々しくて。 
  
そして 普通の能は面を着けて出てきますがこの曲はそういう所も全部舞台の上でされる。その間がとっても好きです。ヒモを縛り上げるキリキリっとした音が静まり返った能楽堂に響き渡り。。。

今回の三番叟は野村萬斎さん
やっぱり萬斎さんの三番叟は本当に気迫が鋭くて素敵です。これまで何度も拝んでおりますが、今回新たに思ったことは、ただの気迫のみではなく、

喜びありやーーと言っているだけあり、

三番叟の舞が始まった瞬間おめでたい空気が一層強まる感じがしました。
この時代に生まれてこの三番叟を見ることができることがなんとありがたいことか。と思うほど。
翁のこと詳しく知りたい方はコレ読んで下さい。(ウイキです。)
私が初めて能楽の世界に足を踏み入れたきっかけも三番叟ですものー♪  

その後本来は 1番目ものの高砂ーーとかに行くのですが、今回は お狂言。 
ところで、先日ある方からお聞きしたのです。草加や越谷は昔宿場町だったからか、家に能舞台があるお家が結構あったんですよ。と  三郷や松伏などちょっと宿場町からハズレに行くと全然ないのー。と 昭和初期までは結構残っていたんですよーと。 だから能にちなんだ 高砂や住吉 って地名が草加にあるんですよね〜〜と お聞きし、 へーーーー。それはすごい!!

と 感動したのでした。

と 話がずれました。。

お狂言は万作の会の石田さんたち。またまたお正月に似合うおめでたい、宝の槌という曲でした。 私万作先生や萬斎さんのお狂言はもちろん石田さんのセリフの言い回しがとっても好きで!

あったかい感じがするのです。いつもお酒を飲むシーンや満足げなセリフの箇所が来ると幸せが伝わってきて嬉しくなります。今回も謡あり舞ありとても楽しかったです。
そして仕舞いが3つつづいたあと
能の小鍛冶

すっごかったです!!! 

よく考えたら最初の『翁』でもうかなりの満足感なのに、ステーキセットのあとに鰻重のようなずっしり感
私の集中力はもつか?と心配でしたが

なんとも凄いお舞台でした。初めて小鍛冶を拝見致しましたが見所満載でご無礼ですが寝る暇なんぞない曲!  
小鍛冶のあらすじ

ダイジェスト版小鍛冶


前シテの面がなんともオッソロシイ!キツネの神様なのに、こんな怖い顔!!!しかも髪の毛も中途半端な長さでボロボロ、、、 普通に小鍛冶はそういうものなのかしら?と 色々と見てみたくなりました。
夢に出てきそうな凄い面の後の後半 後シテのキツネの神様も凄い強烈!
登場の仕方が怖すぎ!!

本幕から身体半分だけ出してこちらをジロリと見ているかと思いきや一度幕の中にはいってしまうのです!
呼んだかい?!?!といっているような。。。
神様なのに堂々と出てくる感じでは無いのがスゴイ!
そして二度目はサクサクと出てきて、、、それはそれはド派手なお装束でした! 折り紙の金色を貼り付けたようなピカピカ金色の大口袴に黒頭! 強烈な出立でした!
本来は 朝から翁をやって

1番目もの

から5番目ものまで全部やるものだったらしいですよー夜になりますね。。。

スゴイ芸術!!もっと番目をしりたいかたwみみみてくだい

この日で色々なパワーをいただきました!!
今年もたくさん能のお舞台に行けますように〜

 - 芸術, 草加 , , ,