フルーティスト宮川悦子 オフィシャルブログ

埼玉県草加市在住。音符に囲まれて生活するフルート奏者 宮川悦子のライフログ

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羽生結弦君の陰陽師の笛は何という笛、、、?

      2016/01/25

いまや全国民の救世主的存在のスケートの羽生結弦君が今年使っている曲
野村萬斎さんの映画『陰陽師』の曲ですが、

私が能狂言や能楽の笛や篠笛にハマるきっかけになったのが、実はこの映画の再放送で、、、。

実際10年以上前劇場で映画を観たんですが、その時はなんと綺麗な映画なんでしょう。で終わったのでした。
その後10年以上たって、萬斎さんが『のぼうの城』を公開される時にテレビで『陰陽師』が放送されているのをみて、衝撃を受けまくった!!のでした。


(↑DVDも持っている!!!)
それからお舞台を観に行くようになり、能管篠笛へと、、、。
と 前置きが長くなりました♪

映画『陰陽師』の中で博雅が吹いている笛の音が、今回の羽生君の演技に使われている曲の音ですね〜
で アレは何ぶえ?とよく聞かれるのですが


アレは雅楽で使われる龍笛です(りゅうてき)
能管とは違います。

雅楽は平安時代に中国から渡ってきた音楽

能楽は室町時代に中国の散楽、猿楽を基にして作った日本独自の文化

雅楽で使われる笛は龍笛のほか笙(しょう)や篳篥(ひちりき)があります!
雅楽の三管 と言われております!こちらも参照ください。

龍笛は、見た目は能管と似ていますが、中の構造が違うのです!!
能管は、管の中が一部二重構造になっていて 笛の中に笛のが入っているんですって!(何しろ高価な楽器なので半分に割って見ることなど出来るわけがないので、自分の目で確かめたことは無いのです そんなこと恐ろしくて想像すら無理ですね〜)
その二重構造になっている部分を「のど」と言います!!それでわざと音が出しにくくなっているのです。 世界の笛の中でも「とても出しにくい笛」なんだそうですよー
その結果、音程も狂い、音色も不思議なものになり独特な能の幽玄の世界を醸し出せる笛なのです!

(詳しくはこちらも)

龍笛は、のどの部分がなく、構造は篠笛のように素直に作られていますが、パッと見ただけでは能管と似ていて見分けがつきにくいです!!

羽生君は今回、陰陽師を演じる事で萬斎さんの所で色々教わったんだそうですね〜〜
能楽の動きがスケートの演技に取り入れられるのって、能楽ファンにとってはとても嬉しいです!!
YouTubeで 「羽生 野村萬斎」とキーワードを入れると対談の様子が上がってきますー。勝手にアップしてるっぽいものがほとんどですので、私は貼り付けいたしませんが、、、、

映画のサントラ部分。萬斎さんが陰陽師の曲で舞っている動画もYouTubeにあがっていますね。。。
羽生君がこのチョイスをしてくれて、和楽器ファンも増えてくれそうで嬉しいのです!!
能楽や和楽器など、これからオリンピックに向けて益々登場回数が増えて、ファンが増えたら嬉しいなーと思っています🎵


この本好きです!!

私はアマゾンで購入しました!

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